わたしのもの あなたのもの
境目がないのよ
わたすものも もらうものも
ちがいなどないのよ
それなのにどうして 横取りしようとして
奪い返そうとする 奪われてないものを
それならばこうして わたしからわたそう
ほら 奪わないから
わたしのもの あなたのもの
かわりなどないのよ
わたすことも もらうことも
ちがいなどないのよ
それなのにどうして こころを忘れて
ひとを恨もうとする なくしていないことを
それならばこうして あらためてわたそう
ほら こわくないから
"渡したい私" でありたいな
"奪いたいあなた" を前にして
その気持ちもわかる気がするから
満たされぬ心があったのは
そのまま生きてしまわぬため
私を渡そう
そう、だからこうして あなたを見つめて
探してみようとする 奪われてないものを
それでもだれかか 横取りするだろう
奪われてないものを 奪い返そうとして
そのときもこうして 私が渡そう
ほら こわくないから
ほら 奪わないから
