泣きながら目が覚めてそれなのに思い出せない 夢は形にはならないのに温もりだけを残している 花はいつでもただ咲くように あなたのことを覚えているの 遠ざかる日はフィルムのように瞼の裏で瞬いている 抱きしめたものばかり知らぬ間に壊れている やはり形…
代わり映えのない日々に疲れては 少し丁寧に皿を洗う 乾きも切らないうちにそのまま 気まぐれに買った葡萄を一つ あの日君に託した想いを 今更返してくれだなんて 例えここで話したとしても 同じ温度じゃないだろう 葡萄を一つ摘んで食べたなら その皮も気に…
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