街灯機関

 

 

街の灯りがやけに強く 人を照らして

嘘をついた数だけ 遠くなってしょうがない

 

もしもきみなら 僕より上手く

やってのけるだろう

星より大きく月より小さい

そんな魂で

 

 

僕の言うことは何も信じなくていいから

寂しさに聞けば全部知ってる

誰一人尋ねようがないのは

君以外 答えようがないから

 

 

 

あの日交わした ただの言葉が

僕を揺らして

お互い上手く渡し合えてたら

変わってたのかな

 

 

「ずっとどうしようもないものを

抱えていたから

寂しさの意味も全部知ってる」

そんな顔で人を 見つめていたから

寂しげな君に気づけなかった

 

 

 

すれ違う人の寂しさもおんなじ

イラつくあなたの愛しさとおんなじ

あの彼にも 彼女さえも

古びた灯りを胸に

 

 

 

僕の言うことは 全部置いていっていいから

寂しさがきっと君を救う

誰一人尋ねようがないなら

 

僕は僕の寂しさで

きみはきみの寂しさと

 

ずっと共に