普通

 

いろんなことを捨てて、空いた空間にいろんなものが入ってきている。仕事の環境が変わったり、人間関係が変わったり、音楽への取り組み方が変わったり、自分自身が変わろうとしている。

 

前に変われたと思っていた時は、たいして変われておらず気持ちだけ成長したつもりで楽しかった。でも今回は確かに任せられることが増えているのにできている実感はないまま常に少ししんどい。

 

ライブをしていても、何かが違う。自分では成長しているはずなのに観客に届いていない気になる。

 

この前の気持ち悪さはなんだったんだろう。今の自分が気持ち悪くて、今の自分が望むものって、なんだろう。

 

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ぼーっと働いている。でもそれが丁度いい。前は気を張っていてすごく疲れていた。今も疲れてはいるけど、なんとなく毎日に続いている。

なるようにしかならない、という言葉は今は待つための言葉として聞こえる。

 

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大阪に行って、大分に行って、所々で人といて距離があって、それを全部受け止められるようになるまでの時間という感じがする。

 

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難しい言葉を使わないように。できるだけ相手に伝わるように。言葉を選ぶ。一つ一つ、足で踏みしめて歩くみたいに句読点まる。がつく。普通の言葉、普通の会い方、どうにか普通の強度をどんどん上げていきたい。

 

自分はこれから特別じゃなく普通になってゆく。そうなれるよう目指してゆく。それが今の時代むしろ珍しいことのように思うので、ちゃんとやり甲斐を感じている。