こんなに朝早くどうしたの 君にとっては朝じゃないかもしれないけど 疲れた顔して
自分の当たり前など人に話すことじゃないかもしれないけど
聞かせてみてよ
哀れな子羊みたいな素振りで震えていても
別に救っちゃくれないと胸の獣が言う
誰かに勝って何かに負けて
一人虚しくてを繰り返して
何言ってっかわかんないあの人は
マスク越しに“ありがとう“と言った
誰かにあって僕にはなくて
僕にはあって誰かにないものを
皆互いに持ってる
それを忘れずにいたい
そんなに焦っちゃってどうしたの
人じゃなくて物みたいに扱って扱われて
許す許される、騙す騙される
上手く躱しても
これと向き合うことこそが
人ってヤツの宿命
誰か、じゃなくて「あなた」の筈が
それも悲しくてあきらめ顔で
何言ったって聞いちゃいないからと
考えずに頭だけ下げた
傷つかなくて 乗り切れるなら
触れ合わなくて 放り投げることも
選ぶ時だってあること
思い直してみたり
何かに勝って誰かに負けて
一人戦ってを繰り返して
何言っていいかわかんないあの人に
ガラス越しで“ありがとう“と言った
誰かと会って「僕」が生まれた
それが分かって誰かが「人」になる
皆互いを待ってる
それを忘れずにいたい
