2023-01-01から1年間の記事一覧

navy.として 人として

先程ツイッターでも呟きましたが、navy.は解散致しました。本当に昨日まで皆ありがとう! 元々は3年するつもりでしたが、結局振り返ってみればそれをギュッとまとめた1年弱だったように思います。音源を録り、MVを作り、ツアーを周り、ライブをした。そ…

春風に疲れて

人気のない午後の商店街を歩く こういうのが似合うのは あいつだったな 傘も持たず雨が降れど笑いながら 手を降って消えてゆく帰り道 今だから言えること お前はどうしたかったんだ? そんなの聞けるわけないよな 誰も悪くはないさと言って 消えたけど本当の…

エスメラルダ

銀のローブを纏って紫の空に立った角 ナイルの飛沫に驚いた悪戯好きの炎 49の光の先から見定められている 疑り深いその瞳で エスメラルダ 僕を置いてゆけ エスメラルダ また次に出逢うまで エスメラルダ 燃え残る灰を落としては 星に帰る 絵描きの隣に呪い師…

se(e)side

3階の窓が開いて風が入ってきた 校庭は今も朝礼 カーテンの後ろから 見える私の世界 消える私の居たい 未来 期待 しない (シーサイド、スーサイド) 波の向うで光る 透明になる 伝え切れない現実を (シーサイド、スーサイド) それも思い出になる すれすれをゆ…

幾星霜

バラバラの心で それぞれが向かっていた 目的の名前 目印を探るように 言葉を投げあった お揃いの傷 分け損ねた痛み "お前など嫌いだ" "私こそ、憎くてしょうがない" なじるように吐いた 愛の言葉 思い出に突き刺した 星の降る夜に二人 手を繋ぎ海を歩いた …

シンデレラ

街ゆく人は互いに興味がない あちらこちらで彷徨ってる 胸ポケットにしまってる携帯は点かない あちらこちらでひとりぼっち 夜の中洲でうたうシンデレラ 0時過ぎたら魔法が溶ける いずれ離れる嫌なお客の あちらこちらで ひとりごと 帰れないから帰らない …

ビル街を通り過ぎてく 風を切る翼 海への道はまだ知らず 憧れと同じ雲 瞬きで通り過ぎてく 羽ばたきの色が 俺に早く飛び立てと 強く背を押す 西に抜けて 星を見れば 例え迷うことあれど 風に乗れるだろう 太陽が 翻れば そこに暗闇が飛び込む 静かな空で ビ…

冬の隣

もう何度も見てた筈なのに まるで初めての季節のようで 少しずつ寒くなるたびに あなたの温度を思い出す 吐いた息が白く染まる そのことを話したいと思った 二人で雪が見たいと言ったのは 今年もそばに居たいから 何も言わずに頷いて 無邪気に笑う君の傍に …

言いたいけれど言えないことが 喉につかえて胸に落ちる それが渦となり黒くなる前に 言葉を探して歌にする 例えて言えば何になる 「あなたの逃げる場所はある」 一人の部屋で仲間を探して 届く誰かを求めている 歌だけを歌う それだけのことが どうしてこん…

知らせてくれよ

罪深いほどに内情は暴動 実際どんだけ痛いとか分からない ほとばしるほどに感情は堂々 一体全体間違っていない 痛みを知らせてくれよ その声でここにいるって言えよ 痛みを知らせてくれよ この胸を貫くようなフレーズを 気持ちいいほどに最低で最高 制限速度…

shallow

深夜は絶対約束をしない さよなら の意味さえしらない 答えはわかっちゃいないよ まだまだまだ 合図向こうから示されていない 例えば この家のお向かい 心はわかっちゃいないよ まだまだまだ shallow shallow shallow 気持ちいいことが まだ浅いこの場所にあ…

扇風機

湿気の多いこの季節 乾かない花びらを重ねて扇風機をつくる 流行りの風邪にうなされて 寝苦しい夢を見るあなたの眠りを安らかに 憧れの期限がとうに過ぎても 変わり果てても 熱くならず心は優しいまんまで 涼しい顔で いつでも待てない 右へ左へ追いかける風…

プールの授業が終わった後の 教室の風は生暖かい 塩素の匂いとノートをとる音 教科書を立てて隠れて眠る わからなかったことがわかるようになって 見えていたものが見えなくもなった 今やビル風 窓は狭い それでも教室を思い出す 並んで歌いなさい 今は黙り…

DOUGHNUT

ドーナツの穴が空いているって言うから どうだって言うのさ 心にだって空いてる 穴があったってなくたってドーナッツ 意味があったってなくたってどうなる 君と僕との欠損を擁護する その言葉の空白を 空洞がなんだって言うのさ どうだっていい 目ン玉抜けた…

名付けるということ

本当に愛されていないなら 最初から名前すらないのだろう 呼ばれることを忘れてしまえど 君が君とだけ居れる場所 本当か疑わしく思うなよ その時は俺が呼んでやるよ 振り返り方を忘れてしまえど 君だ、って思い出せるまで そうとは言っても分からない 答えな…

信じられない 聞いてられない 言葉だけじゃ確かめられない 伝えきれない 伝えられない 大切すぎて諦めてしまう それでも誰かに触れたくて あなたの何か信じたくて 同じ気持ちが器の中に 入っていると例えてみる 見えないが心 お前は何処に一体いるのか 教え…

流星

遠い何処かで星が生まれた 遥か向こうの淡い夜の下 触れたそばから消えてしまうような そんな小さな だけど強い光 流星に憧れた日から 光り方を探していた そんな君の話を聞かせて これから何を照らして流れていくの 他の声なんて知らない 君はずっと透明な…

雨が海になる

空から涙が落ちてくる どこにも行けない悲しみと 変わらぬ景色の窓際で 今日もまたその音を聞く 誰にも見せなかった 傷も痛みも全て いつかは流れてゆく その苦しみもしくは愛しさも 未来で一つになる 雨はいつしか海になって 君の悲しみは風に乗る 小さな胸…

初めから期待などしないのは これ以上傷つけないから その胸の心臓、の奥の方 心 壊れてしまうくらいなら 君は逃げてもいいと 笑って言った あなたが私に声をくれた 真っ暗な場所で隠れてたのに あなたが私を呼んでくれた その声で私は歌を歌える これ以上期…

月に獣

月を冷やす夜の隅に 獣が居て僕を見てる 明りを消し傷を隠す それなのにまだ目を伏せない 君が僕に何か本気で求めていたとしても 今となれば取りに帰ることもできない だろう 嗚呼 星の降る夜に 縋って今日も生きていた 嗚呼 どの胸の中に いても何処か寂し…

アングリーインチ

イライラの原因はもっぱらこの人混みなんだ ケータイの画面と離れないずっと合図が鳴るのを待ってるんだ それからのお話はきっとよくある映画のシーンなんだ 経済を回すにゃ仕方ない今や乗りに乗ってる 最高のキャスト 口車載せられてどこに行こうか何をしよ…

愛のいうとおり

外は雨降り 欲でびしょ濡れ 人は絶えず 僕はきまぐれ 君は変わった 歌を歌うようになった それもいい感じ上手く笑って きらびやかに一人踊って 君の言う漢字 愛に倣って 今日は手紙を書こう 愛のいうとおり 僕は言うとおり あるがままに 僕のままに 愛のいう…

愛を聞く

終わりきれない1日の 最後に陽が沈む 誰かが人を殺したり 人を愛したり 数え切れない悲しみの 最後は打ち切りで ここから先は見れません 見たくありません 愛を歌うから聴いてくれ そこで動かず 聴いてくれ 誰かのことを馬鹿にする前に 愛を聞いてくれ 忘れ…

アネモネ

単純な言葉を蹴っ飛ばして 難しい言葉で人をけなした 俯いた傍らで咲くアネモネ 諦めた花びらに雨の雫 君は言うでしょう 信じてみてと そのいつかの声だけが 消えてくれない 咲いたのは白色の花 咲いたのは白色の花 君の迎えなかった季節に咲く 揺れる花びら…

ソラシロ

君がいた頃の匂いを 思い出そうとしてみるけど 新たに増えていく僕一人の日々の残骸 もしこれを君が見たなら なんて言うんだろう 私の分までちゃんと生きてって 言ってたのに 君がいないのは嫌だなあ ここにいないのが嫌だなあ 笑顔も新しい涙も二人から増や…

夜風

街の明かりが続いてる 何処へ行っても変わらない すれ違ってもすれ違うだけ 君をなんにも知らないまま 時間がない気がする ずっと焦ってる どっかに行かなきゃ いけないような 街の夜風が駐車場に吹いている 踏切が上がるまでここにいる 夜が明けて 風が吹い…

スロー・ラーナー

ここで初めて会ったのは何気ない晴れの日で これから旅をするのも、何も知らないようだった 来てばっかりの世界に慣れる間もなく 時計の針は動き出し、僕は僕に出会った スロー・ラーナー ゆっくりでいいからじっくりでいいから スロー・ラーナー びっくりさ…

灯る日

真っ直ぐ来たから真っ直ぐ戻るだけ 果てない空に押し潰されても 真正面から覗き込んでいないだけ いつからか少しも踏み出せない心 思い切り投げた拙いキャッチボール 泥だらけの指で投げた本当の言葉 消えないように 消さないように 願うのはただ一つ あなた…

花と波

夏の始まり 風が吹いていく 張り付いた横髪 邪魔くさい 白い花びら 風に飛んでゆく これからどこにでも行けるだろう ずっとこのまま 君についてゆく この歌が途切れてしまうまで きっとその先は 僕も忘れるさ それでも行けるだけ行くんだよ ずっと 海岸沿い…

(駅のホームに)かかる桜

終電のあと 夜に二人 取り残されてたんだ 僕は怖かったから もう何回目よ 春の終わり 通り過ぎてゆくのね 私怖かったのよ 嗚呼 クラスではあんまり話さないから知らない 貴方って随分 難しいとこあるのね 隣にいられるとぎこちないから言わない 俺だって、た…